2020年度よりいよいよ英検などの語学検定試験が大学入試に採用されます。大学入試センターに英語試験のデータとして認められるものは英検(英語検定協会の語学試験)の場合は2種類あります。EIKEN CBTとEIKEN S-CBTです。実際には身体に障害などのある生徒さん用のEIKEN S-Interviewもあるので3種類です。

一般入試として英検を利用する際はこのCBTとS-CBTを受験することになりますが、2つのテストの違いは以下の4点が大きな違いです。

受験対象者

S-CBTは高校3年生または既卒生のみしか受験できない。

CBTはどの学年、中学生や一般の方の受験ができます。

テスト形式

S-CBTは3技能(Reading, Writing, Listening)は従来の英検のペーパーのテストで受験しSpeakingだけが音声を吹き込み形式です。

CBTは3技能(Reading, Writing, Listening)はコンピューター画面に入力、タイピングで行い、speaking に関してはS-CBT同様に吹き込みで行います。

申込時期

S-CBTの申し込みは早め:S-CBTはペーパーによるテストの性質上、受験人数の把握が必要なため半年前から予約が始まり数カ月前に本申し込みとなります。例:第一回(4~7月の受験)は前年度の二年生の9月に申し込みを行います。

CBTは試験希望月の約2か月前に申し込みが始まります。

受験日

S-CBTの試験日は事前に確定していない。予約状況を判断し、検定協会が受験地と受験日を決めます。

CBTは試験日を選んで申し込むため事前に受験日は分かります。受験場所は近くの受験センターで受験となります。

 

受験料や受験データとしての扱い方は変わりません。単純に便利さを考えるとCBTの方が良いように思われます。S-CBTがCBTが共存する理由は①のテスト形式の違いだと思います。紙のテストでしか受験したことのない受験生への配慮だと思います。従来の英検もペーパーのテストの為、まだパソコンでスクリーンをスクロールしながらのリーディングやタイピングによるライティングに慣れて無い高校3年生の受験生はS-CBTをお勧めします。

尚、大学入試英語成績提供システムを使用しない私立の大学の入試では従来のペーパーの英検の合格証明書を優遇措置として使用する大学も多くございます。事前に志望校の受験情報をご確認下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

(AOや推薦などの場合は従来の英検も利用できます)。