英検の二次試験であるスピーキングテストが近づいていますが対策はいかがでしょうか?
今週から英検二次試験のスピーキングの対策で来られる生徒さんも増えて来ています。
さて、スピーキングのテストについてですが試験の内容や傾向、答え方などテストに特化した技術について聞かれることが多いのですが
その前にスピーキングとは何か、どんなスキルが評価されるのか。これらを理解することが大切なような気がします。
読解やリスニングに比べ話すという技術はあまり客観的に分析が行われてきませんでした。
事実、英語を話せる人は本当に上手に話せているのか正確に評価できる方も少ないです。ネイティヴは音声面で発音が上手だと英語のスピーキングが上手だと評価する講師もいます。これはテクニカルな部分の技量となります。
スピーキングには2つの技術的側面があります。
1つ目はテクニカルなスキルです。これには:音声面(発音、抑揚、リズム、音量)、文法面(口語的文法表現力:文語的な英文法を使用しない)、語彙(口語に適した語彙、会話表現の知識)、流暢さ(滑らかに意味のまとまりで話す)含まれます。せっかくのスピーキングが日本語的な発音で難しい文法構文や使用頻度の少ない語彙ではなしてもネイティヴには通じないです。同時に英語のスピーキング能力としても高いと評価されないでしょう。
2つ目はコミュニケ―ションのスキルです。これには:実物描写力、内面描写力、文脈・背景描写力、意思表示力、一般的理由づけ力、具体的理由づけ力、結論力が含まれます。これらについては実は英語の授業でも国語の授業でも行わないのが現実です。あえて外国語でこうしたスキルに特化して練習することも英語のスピーキング力の欠如が無いバランスのとれたスピーキング力を身につけるために必要でしょう。
英検のスピーキングにはこれらのスキルを身につけたかどうかを評価する項目が名目は異なりますが評価項目にあります。日頃から上記のテクニカル面、コミュニケーション面の2点を意識しスピーキング練習を行ってみてください。
コメントを残す