ここでもお勧めしている映画などを観ることはリスニング練習に良いのですが実は映像があるものは我々の想像力を活発にしません。このため状況、場面、人の関係は複雑なストーリーでなければ我々はほぼ画像によって提供されるため言葉だけを理解する、いわゆる左脳だけの言語活動となります。もちろん初心者や中級の方は、文脈理解は難しいのでこの方法で良いと思います。私は中高生の頃アメリカ軍のFEN,現在のAFNのラジオ放送を聴いていました。昔は日本のラジオ放送同様、ラジオ全盛時代だったのでラジオドラマなども放送されていました。そのラジオドラマが好きでなぜか聴き入っていました。映像の無いラジオ放送は本を読むように言葉だけで状況をビジュアル化しないといけないのですがこのビジュアル化こそがリスニングのもう一つの大事な要素で言語の左脳とは異なる右脳で行う脳の動きです。本を読まなくなり、映像や画像がテレビだけでなく、映画、動画、アニメ、漫画で毎日提供される今日、私達はもしかすると自分の脳内のビジュアル化が下手になっているかもしれません。一つの方法ですがスクリーンを見ないで映画を観るのではなく聴く練習もリスニング練習に入れてみてはどうでしょう。
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